楽しい作文
子供たちの自由で楽しい作文を紹介します。
「せみとあり」
2年生の作文です。「せみとあり」を読みました。 日本では、「ありときりぎりす」として知られているイソップのお話です。 冬になって凍え死にそうになったせみは、助けてもらって、無事に冬を越すこと が出来たという設定で、続き話を書きました。
「ありさんたちの言うとおりだ。なまけて、あそんでいたばちだ。」
せみはとぼとぼ、ゆきの中。 もう、ひとこえもうたう気もちなんかにはなれなかったということです。 そのとき、目の前に虫かごをもった男の子がいました。
「せみだあ。」
と男の子はさけぶと、せみを虫かごの中に入れました。 こうしてせみは、その男の子の家にいって、ごはんをもらってあたたかくしてもらい、 男の子といっしょにくらしました。
春になりました。 せみは、男の子からきゅうりをもらいながら生きていきました。
夏になりました。 せみは、このあいだのふゆのことを思い出して、ふゆの じゅんびをしました。 でも、一つしなくていいことがありました。 それはごはんをはこぶことです。 ごはんは、男の子からもらえるから、はこばなく ていいのです。 だからせみは、ゆかにある草をじぶんの家にして、 ふゆになるのをまちました。
あるとき、上から男の子の声がしました。せみが聞いてみると、
「もう1かいせみをつかまえにいこうかな。」
と聞こえます。せみは心の中で、
「やったあ、なかまがくるぞ。」と思いました。
「いってくるね。」と聞こえました。
「よしっ、つかまえた。」
と声がしました。なかまが二人きました。 そのせみは、男の子のせみと女の子のせみです。 せみが二人に「こんにちは。」と声をかけました。 二人も、「こんにちは。」と声をかけました。
それで三人は、友だちになりました。 男の子が自分のうちにかえるとき、ガラスの外から、ありがたべもの をさがしているところが見えました。
「あれはぼくの友だちのリーじゃないか。」
と一ばん目のせみが言いました。
「じゃあ、たすけに行こう。」
と二人のせみもきょうりょくしてくれました。
「うんしょ、うんしょ。」
ガラガラガーとおりがあきました。三人のせみがおりを出ました。
「ブーン。」 「ブチ。」 「ブチ。」 「ブチ。」
三人のせみは、一人一つずつ木のみをもってきました。三人は木のみをリーにあげました。
「ありがとうせみさん。」
とリーは言いました。リーはなかまに、
「おうい。せみさんがもどってきたぞ。」
と声をかけました。みんなは、
「おう、せみさん、もどってきたのか。」と言いました。
「ほら木のみ。」
と三人のせみが、木のみを分けて、みんなにあげました。
「おう、せみさんありがとう。これだけあればふゆのしたくができるぞ。」とありたちは言いました。
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「せみとあり」
2年生の作文です。「せみとあり」を読みました。
日本では、「ありときりぎりす」として知られているイソップのお話です。
冬になって凍え死にそうになったせみは、助けてもらって、無事に冬を越すこと
が出来たという設定で、続き話を書きました。
「ありさんたちの言うとおりだ。なまけて、あそんでいたばちだ。」
せみはとぼとぼ、ゆきの中。
もう、ひとこえもうたう気もちなんかにはなれなかったということです。
そのとき、目の前に虫かごをもった男の子がいました。
「せみだあ。」
と男の子はさけぶと、せみを虫かごの中に入れました。
こうしてせみは、その男の子の家にいって、ごはんをもらってあたたかくしてもらい、
男の子といっしょにくらしました。
春になりました。
せみは、男の子からきゅうりをもらいながら生きていきました。
夏になりました。
せみは、このあいだのふゆのことを思い出して、ふゆの
じゅんびをしました。
でも、一つしなくていいことがありました。
それはごはんをはこぶことです。
ごはんは、男の子からもらえるから、はこばなく
ていいのです。
だからせみは、ゆかにある草をじぶんの家にして、
ふゆになるのをまちました。
あるとき、上から男の子の声がしました。せみが聞いてみると、
「もう1かいせみをつかまえにいこうかな。」
と聞こえます。せみは心の中で、
「やったあ、なかまがくるぞ。」と思いました。
「いってくるね。」と聞こえました。
「よしっ、つかまえた。」
と声がしました。なかまが二人きました。
そのせみは、男の子のせみと女の子のせみです。
せみが二人に「こんにちは。」と声をかけました。
二人も、「こんにちは。」と声をかけました。
それで三人は、友だちになりました。
男の子が自分のうちにかえるとき、ガラスの外から、ありがたべもの
をさがしているところが見えました。
「あれはぼくの友だちのリーじゃないか。」
と一ばん目のせみが言いました。
「じゃあ、たすけに行こう。」
と二人のせみもきょうりょくしてくれました。
「うんしょ、うんしょ。」
ガラガラガーとおりがあきました。三人のせみがおりを出ました。
「ブーン。」
「ブチ。」
「ブチ。」
「ブチ。」
三人のせみは、一人一つずつ木のみをもってきました。三人は木のみをリーにあげました。
「ありがとうせみさん。」
とリーは言いました。リーはなかまに、
「おうい。せみさんがもどってきたぞ。」
と声をかけました。みんなは、
「おう、せみさん、もどってきたのか。」と言いました。
「ほら木のみ。」
と三人のせみが、木のみを分けて、みんなにあげました。
「おう、せみさんありがとう。これだけあればふゆのしたくができるぞ。」とありたちは言いました。