楽しい作文
子供たちの自由で楽しい作文を紹介します。
「読売ランド」
「今からYちゃんと会うよ。」 私が塾から帰ってきたら、母がいきなり言った。 「本当?」 嬉しくて声が高くなった。Yちゃんは青森県に 住んでいて、三人兄弟だ。一番上のお兄ちゃん が大学生でバスケをしているので、その試合を 見に来た。私はバックに色々詰め込んだ。これ から読売ランドに行く。 「行ってきまあす。」 私は元気よく言い、お母さんと一緒に読売ラン ドの駅でYを待った。待ち遠しくて 「まだかなあ。」 と何回も言っていた。暇で近くの店を見ていた。 もう一度駅に戻った。各駅の電車が来た。Yの 姿が見当たらない。しばらくすると、左の改札 からYのなつかしい顔が見えた。 「Kちゃああん。」 と言って手を振っている。私も手を振った。Y は改札口に切符を入れると、私達は手をパンと たたいた。去年の12月に会ったのに、そのこ とをYはさっぱり覚えてなかった。バスに乗る と小学校のみんなは元気かとか、Yの小学校の 状況などを話していた。小学校が見えると、Y はなつかしそうに見ていた。Yにとってはふる さとなんだ。また帰ってしまうんだと思い、少 し悲しくなった。 読売ランドに着いた。Yは、 「幼稚園のころ来たね。」 と言った。私も久しぶりだったので、少しなつ かしかった。大人2枚と子供2枚のチケットを 買った。入り口のところでお姉さんにチケット を見せると、右の手の甲に紫色のペンでぬられ た。色が無くて不思議だと思った。 さっそく昼ご飯だ。おなかがすいているのも 忘れていた。ポテトと焼きそばをたのんだ。Y も同じだ。おいしくて全部たいらげた。Yもた いらげた。Yとジュースを買いに行った。 飲みながらまず行ったのがお化け屋敷の「恐 怖の館」。Yは平気だが、私は怖くてふるえて いたので手をつないでいた。 「手を出してください。」 と言われて右手の甲を紫色の不気味な電気の下 に照らすと、甲にぬったところだけが白くなっ た。びっくりしてYと感動していた。 「どうぞ。」 と言われてそろそろと入って行った。がいこつ があったり、いきなりお化けが出たりでとても 怖くて出口をずっと探していた。私もYも初め てだったので、怖く思えたのだろう。 次はYと一緒に茶色いジェットコースターに 乗った。すごくこんでいて30分位ならんでい た。前向きと逆走があって私達は前向きにした。 前から3列目位の席に座った。カタカタとゆっ くりのぼっていく。もう頂点かと思ったらまだ のぼっていくので、だんだん怖くなって鉄の棒 をしっかりと握った。下を見ると読売ランドが 小さくなっていく。と思ったら真っ逆様に落ち ていく。かみの毛が後ろにいく。目も開けてい られないほど風がきて、一瞬死んだのかと思っ た。カーブのところで、ジェットコースターが 下に落ちたような感じだった。下にいったと思 ったら上にいきカーブというパターンで私は思 わず、 「Y、だいじょうぶかあ?」 と言ってしまうほどだった。大丈夫だとわかっ ているのに。だけど、Yがいなくなったような 感じがするのだ。何故だか自分でもわからない。 このジェットコースターはとても長い。怖いの で下を向いたら、酔ってしまった。Yは平気だ ったけど、私だけ酔ってしまった。母とYママ のところへ行った。椅子の所でやすんでいた。 私は、母が買ってきてくれたお茶を一杯飲んだ ら少し治った。Yはその間、つまらなそうに待 っていた。私の母とYママは、 「少し歩いたら治るんじゃない。」 と言ったので、私達は歩き出した。途中で母達 はトイレに行ってくると言い、私だけ待ってい た。Yがトイレから出てくると、 「次、どこへ行く?」 と言った。私の母とYママに、 「ゴーカートの方がいいんじゃない?」 と言われた。 私達は黄色いゴーカートに乗った。私が運転 することになった。私はゴーカートが好きで、 お父さんとしょっちゅう乗っていた。Yは運転 するのが嫌いだ。だから頼まれたのだ。私はシ -トべルトをしめて、アクセルを思いっきりふ んだ。ブルルル・・・と音を立てて走る。私は となりのYを見ると、 「わあ、気持ちいい。」 と言ってはしゃいでいた。私が 「下手でしょ。」 と言うと、 「K、上手。」 とほめてくれた。少してれてしまった。前に運 転した時は右にぶつかったり左にぶつかったり で、ハンドルをずっと回していた。でも、だん だん運転の仕方が落ち着いてきたので、少し成 長したなと自分でも思った。 2回目のゴーカートは長距離だった。前はカ ―ブが苦手で、きょうは、ブレーキをふみなが ら進んでいった。どうして前は、ブレーキをふ まなかったのだろう。笑えてきそうだった。 最後に、天然石を詰め放題という店に入った。 Yも天然石が好きだった。私は先に詰めて買っ てしまった。もう5時だ。閉まってしまう。と 思うと不安とあせりが出た。Yは地味な物は大 嫌いで、すきとおったものしか取らない。50 グラムと制限があるので、量りを使った。Yは まだ取らない。 「早く。」 と言ったとたん、 「早くしてください。」 とレジの人の声がした。 Yはいちいち移動して 取った。急いで買い走っていった。 母とYママと一緒に夕焼けの道を歩いた。ア イスくリームを買って、私達は写真をとった。 アイスクリームを一緒に食べながら、読売ラン ドの駅の近くのファミリーマートで、ノート とシャーペンを買った。Yと横断歩道で別れた。 買ったノートに、将来何になりたいかを書くこ とと、来年また会った時に天然石の交かんをす ることを、約束した。
楽しい作文
子供たちの自由で楽しい作文を紹介します。
「読売ランド」
「今からYちゃんと会うよ。」
私が塾から帰ってきたら、母がいきなり言った。
「本当?」
嬉しくて声が高くなった。Yちゃんは青森県に
住んでいて、三人兄弟だ。一番上のお兄ちゃん
が大学生でバスケをしているので、その試合を
見に来た。私はバックに色々詰め込んだ。これ
から読売ランドに行く。
「行ってきまあす。」
私は元気よく言い、お母さんと一緒に読売ラン
ドの駅でYを待った。待ち遠しくて
「まだかなあ。」
と何回も言っていた。暇で近くの店を見ていた。
もう一度駅に戻った。各駅の電車が来た。Yの
姿が見当たらない。しばらくすると、左の改札
からYのなつかしい顔が見えた。
「Kちゃああん。」
と言って手を振っている。私も手を振った。Y
は改札口に切符を入れると、私達は手をパンと
たたいた。去年の12月に会ったのに、そのこ
とをYはさっぱり覚えてなかった。バスに乗る
と小学校のみんなは元気かとか、Yの小学校の
状況などを話していた。小学校が見えると、Y
はなつかしそうに見ていた。Yにとってはふる
さとなんだ。また帰ってしまうんだと思い、少
し悲しくなった。
読売ランドに着いた。Yは、
「幼稚園のころ来たね。」
と言った。私も久しぶりだったので、少しなつ
かしかった。大人2枚と子供2枚のチケットを
買った。入り口のところでお姉さんにチケット
を見せると、右の手の甲に紫色のペンでぬられ
た。色が無くて不思議だと思った。
さっそく昼ご飯だ。おなかがすいているのも
忘れていた。ポテトと焼きそばをたのんだ。Y
も同じだ。おいしくて全部たいらげた。Yもた
いらげた。Yとジュースを買いに行った。
飲みながらまず行ったのがお化け屋敷の「恐
怖の館」。Yは平気だが、私は怖くてふるえて
いたので手をつないでいた。
「手を出してください。」
と言われて右手の甲を紫色の不気味な電気の下
に照らすと、甲にぬったところだけが白くなっ
た。びっくりしてYと感動していた。
「どうぞ。」
と言われてそろそろと入って行った。がいこつ
があったり、いきなりお化けが出たりでとても
怖くて出口をずっと探していた。私もYも初め
てだったので、怖く思えたのだろう。
次はYと一緒に茶色いジェットコースターに
乗った。すごくこんでいて30分位ならんでい
た。前向きと逆走があって私達は前向きにした。
前から3列目位の席に座った。カタカタとゆっ
くりのぼっていく。もう頂点かと思ったらまだ
のぼっていくので、だんだん怖くなって鉄の棒
をしっかりと握った。下を見ると読売ランドが
小さくなっていく。と思ったら真っ逆様に落ち
ていく。かみの毛が後ろにいく。目も開けてい
られないほど風がきて、一瞬死んだのかと思っ
た。カーブのところで、ジェットコースターが
下に落ちたような感じだった。下にいったと思
ったら上にいきカーブというパターンで私は思
わず、
「Y、だいじょうぶかあ?」
と言ってしまうほどだった。大丈夫だとわかっ
ているのに。だけど、Yがいなくなったような
感じがするのだ。何故だか自分でもわからない。
このジェットコースターはとても長い。怖いの
で下を向いたら、酔ってしまった。Yは平気だ
ったけど、私だけ酔ってしまった。母とYママ
のところへ行った。椅子の所でやすんでいた。
私は、母が買ってきてくれたお茶を一杯飲んだ
ら少し治った。Yはその間、つまらなそうに待
っていた。私の母とYママは、
「少し歩いたら治るんじゃない。」
と言ったので、私達は歩き出した。途中で母達
はトイレに行ってくると言い、私だけ待ってい
た。Yがトイレから出てくると、
「次、どこへ行く?」
と言った。私の母とYママに、
「ゴーカートの方がいいんじゃない?」
と言われた。
私達は黄色いゴーカートに乗った。私が運転
することになった。私はゴーカートが好きで、
お父さんとしょっちゅう乗っていた。Yは運転
するのが嫌いだ。だから頼まれたのだ。私はシ
-トべルトをしめて、アクセルを思いっきりふ
んだ。ブルルル・・・と音を立てて走る。私は
となりのYを見ると、
「わあ、気持ちいい。」
と言ってはしゃいでいた。私が
「下手でしょ。」
と言うと、
「K、上手。」
とほめてくれた。少してれてしまった。前に運
転した時は右にぶつかったり左にぶつかったり
で、ハンドルをずっと回していた。でも、だん
だん運転の仕方が落ち着いてきたので、少し成
長したなと自分でも思った。
2回目のゴーカートは長距離だった。前はカ
―ブが苦手で、きょうは、ブレーキをふみなが
ら進んでいった。どうして前は、ブレーキをふ
まなかったのだろう。笑えてきそうだった。
最後に、天然石を詰め放題という店に入った。
Yも天然石が好きだった。私は先に詰めて買っ
てしまった。もう5時だ。閉まってしまう。と
思うと不安とあせりが出た。Yは地味な物は大
嫌いで、すきとおったものしか取らない。50
グラムと制限があるので、量りを使った。Yは
まだ取らない。
「早く。」
と言ったとたん、
「早くしてください。」
とレジの人の声がした。
Yはいちいち移動して
取った。急いで買い走っていった。
母とYママと一緒に夕焼けの道を歩いた。ア
イスくリームを買って、私達は写真をとった。
アイスクリームを一緒に食べながら、読売ラン
ドの駅の近くのファミリーマートで、ノート
とシャーペンを買った。Yと横断歩道で別れた。
買ったノートに、将来何になりたいかを書くこ
とと、来年また会った時に天然石の交かんをす
ることを、約束した。